歯を失うと何が起こる?
2024年4月15日
こんにちは♬
前回のブログでは、歯を失う2大要因がむし歯と歯周病であることをお話ししました。とはいえ、20数本ある歯のうち何本かを失ってしまったとしてもさほど困らないのでは…?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、歯を失うことによって何が起こるのかについてご紹介します🦷
それぞれの歯がもつ役割
歯は親知らずを含めると32本ありますが、それぞれに異なる役割があります。例えば、前歯は食べ物を噛み切るために非常に重要や役割を果たしていて、奥歯は噛み合わせを安定させる、食べ物をすりつぶすなどの役割を担っています。
歯を失うと起こること
むし歯や歯周病によって歯を失った場合、次のようなことが起こる可能性があります。
①しっかり噛めなくなる
歯を失うことでこれまでのように噛めなくなります。特に奥歯を失った場合、しっかりと食べ物を噛み砕けずにそのまま飲み込んでしまうことになります。
②噛み合わせが変わる
歯が失われたスペースを埋めようと、隣り合う歯や噛み合っていた歯が動いてくることがあります。それにより、全体の噛み合わせにも変化が出てしまいます。
③他の歯に負担がかかり、歯の寿命を縮める
歯が失われた箇所の働きを補おうとして、他の歯に負担がかかってしまいます。それにより、本来であれば健康であったはずの歯の寿命を縮めてしまう可能性もあります。
④顎関節やその周囲に負担がかかる
③と同様の理由で、顎周囲の筋肉や顎の関節に負担がかかり、顎関節症の発症に繋がる可能性があります。
⑤見た目に影響する
特に前歯を失った場合、歯がないことで見た目にも影響が及びます。
⑥発音や滑舌に支障が出る
歯を失ってできた隙間から空気が抜け、発音や滑舌が不明瞭になることがあります。特に、サ行やタ行は影響を受けやすいと言われており、人とのコミュニケーションに自身が持てなくなってしまうことも少なくありません。
⑦胃や腸などの消化器官に負担がかかる
食べ物がしっかりと咀嚼されないまま胃や腸に送られると、消化をする際の負担が大きくなります。
⑧認知症のリスクが高くなる
噛むという行動は脳への刺激にもなっています。歯を失ってしっかり噛めなくなると、認知機能に影響が及び、認知症のリスクが高くなるといわれています。
まとめ
このように、歯を失うことによってお口の中だけでなく全身の健康にも影響が及びます。ご自身の歯を1本でも多く残すためには、むし歯や歯周病を予防することが大切です。毎日のセルフケアを丁寧に行うことに加え、定期的に歯科医院で検診を受けるようにしましょう。
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